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【医業経営ニュース】Vol.103「査定事例3:外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)」

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 レセプトの査定事例をご紹介します。今後のレセプト請求や点検にお役立てください。
今回は、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の査定について解説します。

■査定事例
≪患者情報≫
・令和6年7月診療分(入院外)
・診療実日数:1日

査定前 査定後
(11)再診料                 75点×1
   同日再診料              75点×1
(80)外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)2 2点×2
(11)再診料                 75点×1
   同日再診料              75点×1
(80)外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)2 2点×1
(査定事由:D)

 

■ 解説
 同日再診の患者に対し、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)を2回算定したところ、算定要件に合致していないとして1回にD査定された事例です。
外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の算定要件を確認してみます。

(3)外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の「2」については、A001再診料、A002外来診療料(中略)を算定した日に限り、1日につき1回算定できる。

 算定要件に記載しているとおり、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)は「1日につき1回」算定できる診療報酬です。本事例は、診療実日数が1日にもかかわらず、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)を2回算定しているために査定されたものです。
なお、外来から即入院となった患者については、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)を算定したうえで、看護職員処遇改善評価料及び入院ベースアップ評価料を同日に算定することは可能ですので、算定漏れのないようご留意ください。

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